オールラウンダーよりも何か一つでも突出していた方が得をする。そう思う理由は?

日常と心境

こんにちは 彩将です!

今回は何でもある程度こなせてしまうオールラウンダータイプより何か一つでも突出して出来るタイプの人の方が得をするんじゃないかという話しです。

私はオールラウンダーというか器用貧乏というか、やってみると大体のことは何でもできてしまうというか、それなりに出来てしまうタイプなのです。全く努力をしないで出来るというわけではないし、昔からそうだったという訳ではないのですが、気がついたらそんな感じになっていました。

何でも卒なくこなす人って羨ましいとか思う人もいるとは思いますが、時と場合によってはそれで損をしてしまうことだってあるかもしれません。

器用貧乏は目立ちにくい?

何でも平均的に出来る人って何か一つに特化している人と比べると目立たないです。一つでもずば抜けていた方が目立つのは当たり前と言えば当たり前のことのような気もします。平均よりもトップクラスの方が目立ちますからね。

でも原因はそれだけではありません。何でも平均的にこなせてしまう人は、周りから見るとその何でもできる状態というのがその人の普通だと思われてしまい、何か出来ないことがあった場合にマイナスの評価だけが目立ってしまうことも

そしてオールラウンダーは仕事でもスポーツでも出来る人がいなかったり少ないポジションに回されることが多いのです。そのような人物はアニメや漫画の世界だとスーパーマンのように崇めあがめられますが、現実ではそうも行かない場合が多いです。そのスポーツに詳しい人のように、物事を深い部分までしっかり見ることが出来る人だったら、定位置が決まっていないオールラウンダーでもすごいと思えるかもしれませんが、ほとんどの人の場合は表面的にしか見ることが出来ません。ですのでほとんどの人から見た印象としてはたまに出てくる人というくらいの薄い印象にしかならないのです。

そんなの思い過ごしか考えすぎなんじゃ?って思う人もいるかもしれませんが、私は過去にこのことを実感した出来事がいくつかありました。

私がとある会社で働いていた時の出来事なのですが、私はその会社でも事務仕事だろうと営業だろうと技術職だろうと何でも卒なく出来ていました。そうなるといろんな仕事をやらされる訳ですよ。当時その会社は人が少なかったので尚更だったのですが、人手が足りなくなるたびに人が足りない部署へとたらい回しです。そんな中でも私は少なからず成果を上げつつ仕事を回していたのですが、営業も事務も出来ない技術職の同僚の方が目立っていたのです。正直その同僚は何かずば抜けて出来ているということもなく、技術職も平均的に出来ていたという感じでした。そうなってしまう理由は簡単でした。一つの部署に固定されていた方がお客さんにも上層部の人にも覚えてもらいやすいのです。当時の私はいろんな部署を転々としていたし元々影が薄い体質だったのもあってか、覚えてもらい難かったのです。

他の仕事をしていた時も似たような経験があります。これはとある小売業の会社で働いていた時の話しなのですが、その会社は店が数店舗あり、そこでも私は何でもできるという理由から色々な店舗に行って仕事をすることに。毎日勤務場所が違うのです。お客さんからしてみれば常連さんであったとしても、いくら良い応対をしたとしても、たまにしかいない店員程度にしか思われないのです。というか覚えてすらもらえないことの方が多い。バイトでも店にいる日にちが多い方が目立つし覚えられるのです。その時はなんか損している気分でした。

特化型の人が目立ちやすい理由

特化型の人はなぜ目立ちやすいのか?それは特化している物事がその人の看板だったり色になるから。ブログでも雑記ブログと特化ブログに分けることが出来ますが、特化ブログの方がジャンルが定まっているのでこの人と言えば、このブログと言えば〇〇(ジャンル)というように印象付けしやすいです。雑記ブログの場合だと、ある程度方向性を絞っていたとしても何が強みなのかが分かり難かったりもします。

仕事でも特化型の人の場合は、他の仕事をやらせるという選択肢削られている分、方向性も決まりやすいので、決められた方向性でなら成長もさせやすいのです。なのである意味オールラウンダーの人よりも扱いやすいとも言えると思います。

私も過去に飲食業界で働いていた時に、新しく入ってきた新人教育をしていく中で何でも出来る人がいたのですが、色々な仕事をやらせてしまいたらい回し状態にしてしまったことがあります。最終的にはひとつのポジションに定着させることが出来ましたが、あまり良いやり方ではなかった。

特化型の方が仕事でも何でもひとつのものに集中させてもらいやすいので、その道でもっと成長することが出来るし成果も出しやすいのです。

でも時と場合による

でも結局は時と場合によって変わるものなのです。私が思うには人が多いところではオールラウンダーよりの方が良いし、人が少ない場合は特化型よりの方が得をすると思います。

人の多いところではやっぱり一つのことしか出来ないよりも、ある程度色々なことに対応できた方が良いかもしれません。例えば事務職じゃなくても今はパソコンをある程度使えなければ会社によっては不要な存在になってしまう可能性だってあります。パソコンが全く使えない営業よりも、パソコンがある程度使えて、営業も平均以上に出来るのであれば後者の方が良いです。

でも、人手不足でギリギリの会社だとオールラウンダーは欠員が出ている仕事に回されます。それが目立ちにくくて評価が上がりにくい仕事だとしてもです。たらい回しにされることだってあります。そうなると何でも出来るのにひとつしか出来ない人よりも損をしてしまう可能性が高くなってしまいます。どんなに優秀な人だとしても所詮は会社にとっては一人の従業員に過ぎません。もっと言うと手駒にしか過ぎないのです。なのでとりあえず業務が回ってさえいればいいのです。特に人手不足になっているような状況だと今を乗り切るという考え方しか出来なくなってしまったりする人もいます。そして人手不足がもし解消されたとしても仕事の状況がすぐに改善されるわけではありません。運悪く貧乏くじを引いてしまったら、その状況から抜け出すのは難しいでしょう。

とは言え、特化型も器用貧乏もどちらにもメリットデメリットはありますし、その人の状況になってみないと分からないことがほとんどです。それに隣の芝生は青く見えるもの。正反対の人がうらやましく思うのは人間の心理としては仕方のないことなのです。結局どっちの場合でもその人自身で良くもなるし悪くもなってしまいます。

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