この記事にはFFⅧのネタバレを含みます!!
こんにちは 彩将です!
スクエアエニックスの人気ゲームシリーズのファイナルファンタジーのナンバリングタイトルであるFFⅧにはリノアル説と呼ばれているものがありますがご存じですか?
これは公式で発表されているものではなく、あくまでファンの人たちの考察から生まれた説で、ラスボスのアルティミシアはヒロインであるキャラクターのリノアの未来の姿だとされる説です。
何故そんな考えが世に広まっていったのか?
今回はアルティミシアがリノアであると言われる理由をご紹介します。
魔女の力の象徴の羽根
リノアとアルティミシアには魔女の力の象徴であるとされる羽根が生えています。アルティミシアには黒い羽根がリノアには白い羽根が生えています。
リノアの何処に羽根が生えているの?と疑問を持った方もいらっしゃるかと思いますが、リノアの特殊技であるヴァリーを使う時は魔女の証である羽根が生えた姿になります。FFⅥのティナのトランスやFFⅨのトランスみたいな感じですね。何故ヴァリーを使う時に羽根が生えるのかと言うとヴァリーは魔女の力を使った技だからです。
魔女の力の象徴である羽根を持つというだけでは二人が同一人物だという根拠にはなりませんが、ゲーム内の羽根が出てくるあるシーンの考察によって同一人物ではないかと言われています。
そのシーンというのは、まず一つ目がオープニングでリノアが登場するシーンです。リノアは綺麗な花が一面に広がる原っぱに立っており、そこからスコールとサイファーの戦闘シーン、次に白い羽根が舞う中からリノアが現れます。先ほどの原っぱとはまた別の場所で白い部屋のような空間にいます。そこからまたサイファーとスコールの戦闘シーンに変わり、スコールが剣を振り上げた後に黒い羽根が舞う中からリノアが現れます。
この黒い羽根というのがアルティミシアとリノアが同一人物だと考察される理由なのです。
そもそも白い羽根=リノアで黒い羽根=アルティミシアとされているのに何故黒い羽根の中から現れたのか?
それにアルティミシアを倒した後にアルティミシアの体の周りに舞っているのは白い羽根。これは二人に何か関係があるのでは?と噂されたのです。
FFシリーズではオープニングシーンに伏線があったり深い意味を持たせていることが多いので、二人が同一人物ではないとしても何かしら深い関係がありそうですね。
見た目が似ている
そもそもアルティミシアとリノアは顔や服のデザインが似ていると言われています。
確かに言われてみれば似ているような気もするけど、どうなんでしょう?
仲間キャラの中で見たら一番似ているかもしれませんが、正直私が見比べた感じでは何とも言えないなーという感じ。
リノアがヴァリーを使った時に空中へ浮かんでいく姿とアルティミシアが第二形態に変化するときに空中へ浮かんでいく姿は似ている。というかほとんど同じような気はします。
マップ名が始まりの部屋とされている意味深なエリア
ラスボスであるアルティミシアがいる時間軸へ移動するために、アデルとの戦闘後に時間圧縮を行うのですが、そこで行き着いた先がイデアを狙撃する任務の時に、リノアとイデアが対峙した場所で、マップ名は始まりの部屋となっていました。
この始まりの部屋の場所というのは、リノアがスコールのことを意識し始めるきっかけとなった場所です。リノアの恋の始まりの場所とも言えます。
何故たどり着いたのがリノアに関わりが深いこの場所だったのでしょうか?
そして意味ありげな無数のセーブポイント。これは一体何を意味しているのでしょうか?
この場所をプレイヤーに印象付けるためだとしたら、プレイヤーに何かを感じ取ってほしかったからかもしれません。
そして狙撃任務の時にリノアが見ていたであろう光景が再現されます。この景色はリノアしか見ていなかったはずです。そこからリノアの記憶が再現されているということはアルティミシアはリノアの未来の姿なのでは?と考察されたのです。
最強のガーディアン・フォース グリーヴァ
ラスボスであるアルティミシアが召喚したG.Fのグリーヴァ。これはアルティミシアが主人公であるスコールに対して「お前が思う最も強い者を召喚してやろう」と言って召喚したG.Fです。
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なぜ、スコールが最も強いと思っている者を知っていたのか?
このグリーヴァは、バラムガーデンがガルバディア兵に襲撃されてリノアを救出した後に出てくるのですが、スコールが持っている指輪にデザインされた生き物で、この世界では想像上の生物とされているライオンの名前です。
この指輪はゼルに預けていたのですが、ゼルがスコールに返しておいてほしいとリノアに渡したもので、リノア救出後にそのことを聞きます。そこでリノアはこのライオンという生き物に名前はあるのか?とスコールに問うとなぜかネーミング画面に移ります。そこでこの指輪のデザインのモデルであるライオンに名前を付けることが出来るのですが、そのデフォルトでの名前はグリーヴァ。ロシア語で鬣を表す言葉のようです。名前には深い意味はなさそう。
ここでライオンの名前を違う名前に変更するとラスボスのアルティミシアが召喚したG.Fグリーヴァの名前も変わるみたいです。私は試したことがないので定かではありませんが、ネットで探すと名前を変えたという人たちもいて、その方々はラスボスでの名前も変更した名前になっていたとか。
変更した例→https://twicolle-plus.com/articles/623303
なぜネーミング出来るようにしたのでしょうか?
この名前を知っているのはおそらくスコール本人の他はリノアだけです。ゲーム内では他の人に話しているような場面や描写はありません。
なのでアルティミシアが知っているというのも少し不思議ではあります。魔女なので心の中を読んだという可能性もあるかもしれませんが、時間圧縮は出来てもそのようなことが出来るという描写はありませんし、心が読まれてしまうのであればもっともっと戦いに苦労するはずです。
ネーミング出来るようにしたということは何かしらの理由で印象付けたかったのかもしれませんし、何かを伝えるためのヒントだったとも考えられるでしょう。
魔法を使う時の効果音やエフェクトに秘密が
敵と味方では戦闘中に魔法を使った時の音やキャラクターの周りに出てくる光の色が違うらしいです。
ゲームをプレイしていた時はなんとなく違う感じがするくらいにしか思っていなかったけど実際に比べてみると確かに違う。このことに関しては検証動画をYouTubeに投稿している方がおり、この動画が分かりやすかったので下に載せておきます。参考にしてください。
アルティミシアの魔法を使った時の音と光り方が仲間が魔法を使った時のものと同じなのです。
ちなみにサイファーは少し特殊で仲間と敵の両方と同じ光り方をしていました。
公式の見解は?
公式では一度この説は否定されているようですが、断定はできないと言うことで否定を撤回しているらしいです。当時の製作スタッフの中にこのような要素を入れた人がいたかもしれないし、実はそういう裏設定を入れようとしていた可能性もあるとのことです。
撤回した理由としてはその他にも、プレイヤーが好きに考察してゲームも物語も楽しんで欲しいという思惑もあるのかもしれませんが。
結論は?
この説が本当なのかどうかは実際のところは分かりません。
今後も真相が明らかになることはないでしょう。
撤回はしているけど一度公式的に否定されているのであればこの説は正しくない都市伝説だとするのが普通かもしれませんが、実際に他のナンバリングタイトルや他のシリーズのゲームでも、一部のスタッフが隠し要素や小ネタとして入れたり設定したけど他の製作スタッフは気づいていなかったというケースはよくあります。商品化した後に他のスタッフや上層部の人たちがよく見るとこんな要素が入れられていたという話しは今でも聞きます。
結局のところみんながそれぞれ好きに考察していき、楽しめればそれでいいのではないでしょうか?
ゲームのブランド価値を下げるような変な噂が広がってしまうのはよくありませんが、それ以外なら好きに考察を楽しめばいい。こういうのは結論を出さない方が良いのかもしれません。
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